知ってる?普段水のこんなこと
2017年10月9日

断水せずに工事をする「不断水工法」

不断水工法とは、上下水道工事の際に既設の配管を断水せず、分岐工事を行う方法です。

大きく分けて「分岐工法」「凍結工法」の2種類があります。

現在では上下水道だけでなく、ガス管の工事等にも応用されています。赤水を解消したい、消火栓や空気弁を交換したい、排水管の水を抜きたくない、断水範囲を最小限にしたい、といった場合には特に有効です。

かつては既設管に新しい分岐管やバルブを設置する場合、古いバルブをいったん閉じて断水し、水の流れを止める必要がありました。

しかも工事を施す箇所の近くにバルブがないと広範囲で大規模な断水が生じる恐れがあるため、給水車の手配や周辺住民への告知が必要でした。また、バルブを動かすことによって赤錆が剥離し配管内が汚れてしまうため、配管内の清掃をする必要もありました。ところが高度経済成長に伴い、市民の生活水準が向上すると断水はやりにくい状況になりました。

そこで開発されたのが断水せずに工事をする不断水工法です。不断水工法はT字管と専用穿孔機を用いて分岐します。こうすることで断水しないまま既設管にT字管をつなげるだけ、というシンプルかつ効率的な方法になります。

この方法を採用すれば、工事そのものに必要な時間は短縮されます。総合的な工事期間が短縮できれば人件費などのコスト削減にもつながります。給水車の手配・周辺住民への告知の手間を省くこともできます。

古いバルブの開閉が不要になりますから、赤錆の剥離の心配もありません。よって配管内の清掃も不要になります。

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