知ってる?普段水のこんなこと
2017年9月6日

様々な付帯作業を省略できる不断水工法

かつては上下水道の配管工事を行う場合には、古いバルブを閉じて既設管内の水の流れを停止する必要がありました。現在では不断水工法が普及しており、既設管内の水の流れを止めずに分岐管やバルブの設置が可能です。

古いバルブを動かして水の流れを止めると、付着していた赤錆が剥離します。赤く濁った水を除去するためには、分岐管などを設置した後に清掃が必要です。また工事現場の近くにバルブがない場合には大規模な断水が生じます。

断水エリアの住民には事前の告知や給水車の手配が必要です。不断水工法ならば配管内の清掃や断水エリアの住民への配慮などの付帯作業を省略できます。水の流れを止める必要がないので赤錆が発生することはありません。

また通水状態のまま作業が可能なため、住民への告知なども不要です。不断水工法には分岐工法と凍結工法が存在します。いずれも短時間で作業を行うことができ、様々な付帯作業も省略可能です。

以前の方法と比較して工事期間が大幅に短縮されるので、人件費などのコストも削減できます。分岐工法は機械的に既設管へ穴を開ける工法です。穿孔機のドリルと割T字管、仕切弁を使用します。

ドリルが穴を開ける際に発生する金属片は水圧で押し出されて穿孔機内に取り込まれます。新しい分岐管やバルブは仕切弁の先に取り付けられるので、割T字管と仕切弁は作業後も残存します。凍結工法は液体窒素で作業箇所の両端を凍結させる工法です。

凍結箇所がバルブの代わりとして機能し部分的な断水が生じますが、全体的には通水状態を維持できます。

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